中川会の仕事と人を知る
インタビューを通じて中川会の仕事と人について紹介します。

何ができるかを真剣に考えられる方と
一緒に働きたい
仕事内容を教えてください
私は、手術を受けた患者様や脳血管障害を患った患者様に対して、日常生活に必要な立ち座り動作や歩行訓練を通じて、自立した生活が送れるように支援しています。また、患者様が地域社会とのつながりを感じられる「居場所づくり」にも取り組んでおり、通所施設や地域活動を通じて、その実現をサポートしています。
さらに、退院前には患者様のご自宅に訪問し、動作確認や手すりの設置、段差の解消など、地域に合わせた環境設定も行い、安心して生活を送れるようサポートしています。
なぜ中川会で働こうと思いましたか?
私が中川会を選んだ理由は、呉地域に密着した医療とリハビリテーションを提供できる点に魅力を感じたからです。私自身も呉の出身であり、小さな頃からこの地域で育ってきました。呉は山沿いに家が多く、坂道や段差が多い町です。そのため、日常的な外出に苦労されている方々が多くいらっしゃいます。
そうした方々が、慣れ親しんだ場所で安心して生活を続けられるように支援したいという強い思いから、中川会で働くことを決意しました。
患者さまと接していて思い出深い経験を教えてください

入職して1年目の頃、まだ経験が浅い私に、患者様から「ありがとう」や「リハビリを受けてよかった」と言っていただけたことが、今でも深く心に残っています。また、お手紙を頂くことも多く、それらを大切に保管しています。
数ヶ月にわたって関わる患者様もおり、退院時には嬉しさと寂しさが交錯しますが、退院後に街中で元気に歩く姿を見かけると、その瞬間に感じる喜びは、この仕事の醍醐味であると感じています。
職場の先輩、同僚、後輩と接していて思い出深い経験を教えてください
職場の先輩方には、日々知識や技術面で多くのアドバイスをいただいています。特に、自分が困ったときには、先輩方が親身になって相談に乗ってくださり、その経験が私にとって大きな支えとなっています。
さらに、年齢や職位に関係なく、意見が言いやすい職場環境もあり、仕事以外でも一緒に遊びに行ったり、ご飯を食べに行くことも多く、こうした日常的な交流が職場全体の雰囲気を良くし、結果的に仕事の質も向上していると感じています。
仕事の中でやりがいを教えてください

私が仕事にやりがいを感じるのは、リハビリを通じて患者様のADL(Activities of Daily Living)やQOL(Quality of Life)が向上したときです。リハビリの前後や初期評価・最終評価で患者様の状態が大きく改善されると、自分が考えたプログラムや先輩方からのアドバイスが功を奏したことを実感でき、その成功体験が自信に繋がります。このような成果を見るたびに、日々の努力が報われると感じ、さらにリハビリに対するモチベーションが高まります。
他法人(他院・他施設)と中川会はここが違う!という点は何でしょうか?
中川会の特徴は、職員全員が笑顔で挨拶を交わし、和やかな雰囲気があることです。患者様からも「この病院は皆さんが笑顔で挨拶してくれる」との声をよく耳にします。また、自由参加の勉強会や研修制度が整っており、新人教育や教育者向けのサポートも充実しています。そのため、どのように成長すれば良いか不安に感じる方でも、安心して知識や技術を身につけることができる環境が整っていると思います。
「もっとこうなったら(これができたら)いいな」と思うことはありますか?
今後、他部門との研修会や自由参加型の勉強会が増えると良いと考えています。また、現在も呉地域だけでなく広島の病院と連携してリハビリテーションを行い、人事交流も行っていますが、さらに多くの病院や施設と連携し、経験を積む機会が増えれば、より幅広い知識とスキルを身につけることができると考えています。
地域医療に貢献できる存在として、成長を続けていきたいと思います。
どんな方と一緒に働きたいと思いますか?

医療従事者として大切なのは、患者様や地域の方々に対して思いやりを持つことだと思います。特に、患者様の「生きがい」を尊重し、何ができるかを真剣に考えられる方と一緒に働きたいです。私たちは、そうした思いやりの心を持った方々と共に、働き甲斐のある職場を築き、地域社会に貢献していきたいと考えています。