当院について
呉中通病院のビジョンや特徴、交通アクセスなど当院についてご案内しております。
院⻑あいさつ

病院の成り立ち
当院は、前身である中川病院・中川脳神経外科病院の合併を経て、2007年に呉医療圏の回復期医療を担う病院として開設されました。呉医療センター、呉共済病院、中国労災病院をはじめとする近隣医療機関と連携し、脳卒中(脳血管障害)、骨折、人工関節手術などを受けた患者さまの社会復帰をサポートしています。
具体的には、急性期病院での治療が終わった患者さまに、食事、歩行、排せつなどの日常生活動作を中心に、社会活動への復帰を見据えた集中的なリハビリテーションを提供し、ご自宅や施設に戻った後もかかりつけ医と連携して生活期を支えています。また、当院は公共交通機関からのアクセスが良好で、川沿いの公園が隣接し、平坦な市街地から坂道の住宅地まで多様な環境に囲まれています。これにより、外出訓練やバスの乗り降り、買い物など、実際の生活を想定したリハビリテーションが可能です。さらに、地域の急性期病院や大学病院と協力し、幅広い技術を身につけたリハビリテーション人材の育成にも積極的に取り組んでいます。
リハビリテーションの特徴

当院は回復期リハビリテーションを中心とし、専門性の高い医師やスタッフ、充実した設備や医療機器を備えています。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、退院支援看護師、ソーシャルワーカー、臨床検査技師、診療放射線技師など、多職種によるチーム医療で、脳障害や運動麻痺・運動障害の回復、そして日常生活動作の改善を目指し、365日途切れのないリハビリテーションプログラムを提供しています。
入院患者さまの多くは呉医療圏在住で、主に呉医療センター、呉共済病院、中国労災病院から転院されています。当院はこれらの急性期病院との医療連携を中心に、慢性期・生活期医療に携わる開業医や訪問看護スタッフ、介護施設とスムーズに連携し、地域に求められる病院を目指しています。また、地域の方々を対象にした訪問リハビリテーションも提供し、多職種によるチーム医療を生かして、地域医療におけるリハビリテーション分野の中心的存在となることを目指しています。
地域の皆さんへ

近年、リハビリテーション医療の重要性がますます認識されています。中には後遺症を抱えながら心理的なストレスを感じている患者さまもおられますが、医師やスタッフが支え合いながら、患者さまにとっての最善の道筋を共に探すことが大切だと考えています。
当院は呉医療圏における回復期リハビリテーション病院として長年の実績を積み、進化と研鑽を重ねてきました。
今後は、より実践的なリハビリテーションの提供や、摂食嚥下障害への対応充実にも力を入れ、地域から選ばれる病院として患者さまとご家族の生活を支えるとともに、スタッフのスキルアップにも努めてまいります。常に未来を見据えた発展を続ける病院でありたいと願っています。
呉中通病院 院長
中川 豪