OLS(骨粗鬆リエゾンサービス)委員会活動について
骨粗鬆症とは、「骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気」です。骨粗鬆症は自覚症状がないため骨折してから気づかれる方が多く、一度骨折を起こすと次の骨折を起こしやすくなります。骨折を起こすたびに生活の質が低下し、要介護状態を引き起こすだけでなく寿命が短くなってしまいます。そのため一回目の骨折を予防するのはもちろんのこと、次の骨折を予防することが大切です。
当院では2018年度から、患者さまの骨粗鬆症の治療率・治療継続率の向上、骨折しにくい体づくりを目指して、医師・看護師を中心としたOLS(骨粗鬆症リエゾンサービス)活動を開始し、2023年度には薬剤師や管理栄養士、リハビリスタッフ等、多職種スタッフの連携によるOLS活動をおこなうため、骨粗鬆症リエゾンサービス委員会を発足しました。
当院には骨粗鬆症の予防啓発、再骨折の予防、円滑な治療を行うためのサポート等の診療支援をおこなう骨粗鬆マネージャーが4名在籍しております。多職種が専門的な知識や経験を活かし、院内での連携だけでなく地域の病院とも連携しながら、患者さまが安心して生活していけるよう活動をおこなっていきます。